人がもつ心身の「本来の力」を引き出す
アーユルヴェーダの語源は、サンスクリットのアーユス(生命)とヴェーダ(科学)が組み合わさったものです。
インドで発祥して5,000年の歴史があるといわれています。
「インドの伝承医学」と聞くと、遠い異国のイメージですが、山と海に囲まれ、古来より四季の移ろいを暮らしに取り込んでいる日本人にとって、「自然のリズム」を意識するアーユルヴェーダは取り入れやすいものです。
アーユルヴェーダを知るために重要な3つのキーワードがあります。
(元気を作る3つのキーワード)
心と体の元気のもとになる食べ物から、最大限の生命エネルギーを得るために知っておきたいキーワードは、
オージャス、アグニ、アーマです。
オージャス(元気の源・生命エネルギー)
心と身体の元気のもと。
最大限の生命エネルギーを得るために知っておきたいキーワードです。
適切な生活習慣や日々の行動、美味しく栄養豊富で消化しやすい食事から作られる、元気の源の生命エネルギーを「オージャス」と呼びます。
アグニ(消化と代謝・命の火)
「アグニ」が順調に働いていると、食べたものがきれいに消化・吸収・変換され、体のすべての組織が順調に生成されて、心と体のオージャスを増やします。
便や尿などの老廃物は「アグニ」の働らきで食べ物が燃焼した後の燃えかすのようなもの。
「アグニ」の強さはひとそれぞれ。おなかのすき具合や、便の様子を観察するとバランスが整えやすくなります。
アーマ(心と体の病気のもと)
食べ物が体内で消化されず、溜まった未消化物のことを「アーマ」と呼びます。「アグニ」が不調だと、せっかくよい食べ物を食べても消化できずに「アーマ」になります。「アーマ」は粘着性があり、放っておくと熱性を帯びた毒素となり、体内の通路を閉塞させ病気や老化の原因になります。毎日の適切な食事や生活法で「アーマ」を減らすことができます。

自分を客観的に知る
個性・体質を決める3つのエネルギー「ドーシャ」
わたしたちがもつ3つのエネルギー(ヴァータ・ピッタ・カパ)には、それぞれ特定の性質や働きがあります。これらのバランスによって、個性や体質が決まります。「ドーシャ」が乱れると、心身の不調につながり、バランスしていると、健康で幸せでいることがでいます。「ドーシャ」は、食べ物や生活習慣、環境の影響で常に変化しています。
ヴァータ(動きを生む「風」のエネルギー)
(性質)
軽い、冷たい、乾燥している、動く、不規則など。「風」がもつ性質
(心と体の作用)
快活さ、機敏さ、順応性、強い好奇心、豊かな想像力、早い理解力、素早い行動、体の軽さや乾かきやすさい、冷えやすさがある
(ヴァータが乱れると)
便秘、手足の冷え、不眠、皮膚の乾燥、不安や緊張が強くなるなど。
ピッタ(代謝・変換を生む「火」のエネルギー)
(性質)
熱い、鋭い、軽い、辛いなど。「火」がもつ性質
(心と体への作用)
情熱、知的さ、集中力、勇敢さ、チャレンジ精神、行動の正確さ、皮膚の輝き、体の柔らかさ、強い消化力をもつ
(ピッタが乱れると)
皮膚トラブルや胸焼け、下痢、目の充血や起こりっぽさ、批判的な気持ちが強くなる
カパ(体の構造を生む「水」のエネルギー)
(性質)
重い、冷たい、安定的、湿っているなど。「水」がもつ性質
(心と体への作用)
慈愛、心の落ち着き、辛抱強さ、献身的、安定的、ゆっくりだが深い理解力。着実にものごとをやり遂げる
(カパが乱れると)
眠気、だるさ、鼻水、鼻づまり、保守的で鈍感、怠惰さが強くなる
アーユルヴェーダ の個別カウンセリング
アーユルヴェーダを通して自分を客観的に知り暮らしに役立てたい方は、個別カウンセリングがおすすめです。
個人の体質や体調に応じて、アーユルヴェーダの観点からアドバイスさせていだだきます。不調の原因が、自分では健康によいと思っている習慣や、なんとなく行っている何気ない癖であることも多いです。
今の心身の状態は、これまでの生活習慣によって作られています。
これからの心身の状態を良くしていくためには、不調になりやすい原因を取り除くことと、元気になる習慣を取り入れることが大切です。
アーユルヴェーダでご自身の体質などを客観的に捉えて、的確なセルフケアを行うことで、快適に毎日を過ごすことができます。
自分をよりよく知るための近道としてご利用ください。



プライベートセッション
アーユルヴェーダの個別カウンセリング(対面、オンライン)は、
体質に応じたアドバイス & フォローが含まれます
90分 16,500円(税込)
不調の軽減、及び健康増進を本格的に望みたい方は、6ヶ月の改善プログラムをご提案します。
アフターフォロー
アーユルヴェーダ の個別カウンセリングを受けていただいた方には、その方の必要に応じてアーユルヴェーダ のセルフケアの方法をまとめた動画を視聴できるようにしております。日々の暮らしで実践できる自宅でのケアを習得することで、自分で自分の健康を維持、向上させることができます。

